【拍手纏め1〜15】
・01 「はじめましてー! 文々。新聞ですー!」 「やぁ、待ってたよ……って、『はじめまして』? それにその銀髪は……」 「あややや! 先に行っちゃ駄目、って言ったじゃない!」 「なっ!? 文が二人!?」 「えー? お母さんが遅いのが悪いんだよ! ……それに、早くお父さんに会いたかったんだもん!」 「うぅ……幻想郷最速も今や昔ですか……」 「お母さん!? それにお父さんって!?」 「この子は私の娘です。そしてお父さんは勿論店主さんですよ。ほら、お父さん譲りの綺麗な銀髪でしょう?」 「ち、ちょっと待て! 僕は身に覚えが――」 「おとーさーん!」 「店主さん――いえ、あなた……」 「…………はっ、夢か」 「むにゃむにゃ……おと〜しゃ〜ん……」 「うふふ〜あなた〜……すぅ」 「!!?」 緋想天の文の2Pカラーが霖之助との娘にしか見えない件について。 * * * ・02 「ふんふふ〜ん……あ、魔理沙さんこんにちは」 「お、早苗じゃないか。なんでお前が紅魔館でメイド服なんか着てんだ?」 「勿論信仰を広めに来たんです!」 「ならなんで掃除してんだ?」 「それは咲夜さんが『仕事を手伝ってくれるなら分社置いても良いわよ』って」 「ふ〜ん」 「あ、あと……」 「?」 「侵入者は退治しろって――《奇跡「神の風」》!」 「どわあぁぁっ!?」 緋想天の咲夜さんの2Pカラーがメイド服着た早苗さんにしか(ry * * * ・03 「《恋符「マスタースパーク」》!」 「きゃあ!」 「へへん! 今回は私の勝ちみたいだぜ紫!」 「ふぅ、そう見たいね」 「それにしても服ボロボロだな……女の私でも目のやり場に困るぜ」 (っ!? と言う事は今の私を見たら霖之助は――) 「? どうした紫?」 「いやん霖之助さんたら今行くわー♪」 「うおっ!? …………なんだったんだ?」 …… ………… …………………… 「くすん、服は直してもらったけどチラリとも見られなかった……」 「ねー藍さまー。今日の紫さま――」 「しっ、今はそっとしておいて上げましょう!」 緋想天のやられ絵は皆えろいよね。 * * * ・04 「ん、はぁ……もう、だめ……店主さん、許してください……」 「まだまだ全然足りないよ」 「そ、そんなぁ」 「ほら、早く綺麗にするんだ」 「うぅ……こんな大きいのできませんよぉ」 「やれやれ、君は反論できる立場じゃないだろう? 僕が良いと言うまでは頑張ってもらわないとね」 「ごめんなさい幽々子様……今日は帰れそうにありません……」 「ちょっと何やってるんだ香霖!?」 「ちょっと何やってるのよ妖夢!?」 「霊夢に魔理沙か。……彼女が店の中で盛大に転んでくれてね。片付け終わるまで待ってくれ」 「ん、んん……こ、この壷はどっちですかぁ?」 みょん弄りはゾクゾクしますw * * * ・05 「あっつい〜」 「そうかい? 僕は寒くて凍えそうなくらいなんだが……。とりあえず、頭の上からどいてくれないかチルノ」 「え〜」 「『え〜』じゃないよ。……そもそも、僕の頭の上なんて乗り心地悪いだろう?」 「そんな事ないわよ! りんのすけの頭ってさいきょーに気持ち良いんだから!」 「…………そうか。なら、せめて冷気は抑えてくれないか? それなら構わないよ」 「ほんと!?」 「あぁ、夏に涼めるのなら僕にとっても有益だからね」 「やった! りんのすけ大好き!」 霖之助の頭に乗っかるチルノってごっつぅ萌えるよね! * * * ・06 「お〜い霖公……っていきなり顔を顰めるんじゃないよ」 「君が来ると碌な事がないからね。……で、今日は何の用だい?」 「何もこうも決まってるだろ? 良い儲け話があるんだよ」 「ほう」 「……嫌そうな顔しても毎回話に乗ってくれるあんたが大好きだよ」 「そりゃどうも。で、儲け話とは?」 「あぁ、その事だけど――」 てゐと霖之助って、裏でなんか繋がってそうだよね悪代官と越後屋みたいな感じで。 * * * ・07 「心を読む程度の能力、か……。また厄介な奴が来たもんだ」 「……その割には、嫌悪感や不安が薄いですよ?」 「まぁ、君が能力を悪用するような人物とは思えないからね」 「そうでしょうか?」 「あぁ、僕も伊達に長生きも商売人もしてないよ。それなりに人を見る目には自信がある。それに――」 「それに?」 「昔から良く言うだろ? 動物好きに悪い奴はいない、って」 「…………そんな事言われたの初めてです」 さとりんと霖之助は意外と相性良いのかも、と最近思い始めた。 * * * ・08 「そこのかっこいいおに〜さん、お酒飲んでかない?」 「唐突に何なんだ。と言うか、ここは僕の店でその酒も僕のなんだが」 「んもぅ、ノリが悪いなぁ! ……で、飲む? 飲まない?」 「だからそれは僕の酒……。まぁ良い、付き合おうか」 「そう来なくっちゃ!」 お燐さんの霖之助への呼び方は『お兄さん』に違いない、多分、絶対。 * * * ・09 「さぁ、あなたも私とフュージョンしましょ!」 「断る」 「む……なら、実力行使よ!」 「うわ、何をす――」 …… ………… …………………… 「しくしく、霖之助酷い……」 「君にだけは言われたくないな。……ふぅ」 色々すまんかった! だが、レトロさんのあの台詞がエロく感じたのは私だけじゃない筈だ! * * * ・10 「なぁなぁ! クッキー焼いてきたんだぜ、香霖にやるよ!」 「魔理沙がクッキーを? ……明日は槍でも降るのか?」 「なんだよ! 私がお菓子作っちゃ悪いのか!?」 「いや、そんな事は無いが…………これを食べろと?」 「あぁ」 「……………………作り直し」 「んな!? 何でだよ!」 「…………少なくとも、僕には虹色のクッキーを食べる度胸は無いよ」 「香霖のばかーーー!!」 どろり濃厚とした甘くない邪夢が入った虹色のパンを食ってみたいです(お * * * ・11 「霖之助さん、寒いわ」 「そうか……。なら、まず最初に腋を隠す事をお勧めするよ。毎度の事ながら冬にそれは正気の沙汰じゃない」 「嫌よ。『腋を出さない巫女は唯の巫女だ』って、初めてこれを着た時に神様が告げたのよ」 「それは神の言葉じゃない。電波と言うものだ」 「似たようなものじゃない」 「…………そうだね。で、僕にどうしろと?」 「じー……」 「…………」 「じぃー…………」 「……………………はぁ、解ったよ」 ギュッ。 「んふ、ぬくぬくー♪」 くっついた後は物凄くデレる、そんな霊夢もまた良い! * * * ・12 「あー……暇だねぇ……」 「そうだな」 「あー……眠いねぇ……」 「そうだな」 「あぁー……平和だねぇ……」 「そうだな」 「平和、じゃなーい!」 「きゃん!」 「小町、それに霖之助ももっと仕事に力を入れなさい! あと、ちゃんとオチを付ける! それが今やるべき善行です!」 「「すみません」」 なんだろう、これ…………。 * * * ・13 「貴方は食べられる人類?」 「いや、僕は半妖だから食べられないよ」 「そうなの? でもおなかすいたー」 「代わりにこれをあげるから、僕を食べるのは勘弁してくれないか?」 「おぉー! 燻製肉ー! ……うまうま」 「それじゃあ、僕は先に行かせて貰うよ」 ガシッ! 「……服を掴まれると、進めないのだが……」 「じぃー」 ルーミアが仲間になりたそうに此方を見ている! * * * ・14 「りんのすけー! 今日も勉強教えてー!」 「あぁ、構わないよ。……それにしても、最近はどうしたんだ? 随分と熱心じゃないか」 「あたい、今度から算数教室開くのよ!」 「チルノが算数教室……?」 「あー! 今馬鹿にしたでしょー!?」 「いや、そんな事はないが……大丈夫なのか?」 「やっぱり馬鹿にしてるー! だからこうしてりんのすけに教えてもらってるんじゃない!」 「それもそうだね。……それじゃあ、今日は此処から始めようか」 「うん!」 チルノのパーフェクト算数教室は中毒性あるよねぇw * * * ・15 「やぁ、美鈴」 「あ、店主さんこんにちは。商品の配達ですか?」 「あぁ、ついでに図書館の方も見せてもらう約束になっている」 「へー。じゃあ、今門を開きますね」 「すまないね。……あ、それとこれを君に」 「? これは?」 「弁当だよ。何時も魔理沙や霊夢が迷惑を掛けているからね」 「へ? お弁当? 私に?」 「あぁ。朝食の余りで申し訳ないが……」 「い、いえ! すっごく嬉しいです!」 「そうか。それほど喜んでくれるなら、わざわざ持ってきた甲斐があるよ。……それじゃあ、僕は中に入らせてもらうよ」 「あ……」 「ん?」 「あ、あの……一緒にどうですか? 丁度休憩時間なので」 「……あぁ、構わないよ」 「それじゃあ、今お茶用意しますね!」 美霖も好きです。 |